WEEKLY INSIDE STORY
第757号 どういう結果に?
衆議院選挙スタート
2021年10月20日
一気に秋の気配が強くなってきましたが、皆様お元気でしょうか。
この19日、衆議院議員選挙が公示されました。安倍・菅内閣を引き継いだ岸田政権の今後を占う選挙ということになるのでしょうか。
私自身は、どの政党がいいとか悪いとかいう先に、制度が国民のために活きるかどうかということが、気にかかります。
中選挙区制度のときに、リクルート事件などが起こり、自民党一党支配から政権交代可能な国を目指し、政治改革の名のもとに小選挙区制度を採用いたしました。
以来30年弱、一度は民主党政権が誕生いたしましたが、それ以降自民党1強が続いています。
その間、「桜を見る会」での公私混同と疑われる対応、公文書偽造など様々な政治不信をもたらす問題が起こりましたが、これらが選挙結果に反映されなければ、小選挙区制度に変えた意味がありません。
やはり、与野党が緊張した関係の中での国会運営が必要であり、今以上に政治離れが起こってしまうのではないかと危惧しております。
従来、新政権発足時にはご祝儀相場ということが言われ、アメリカでは100日間をハネムーン期間として政権をあまり批判しない風潮もあるようですが、今回の交代時には従来ほどの躍動感は見えません。
国民の皆様が冷静に新内閣を見ているからなのか分かりませんが、どういう結果になるのか注目されます。
とにかく、永田町の論理ではなく、国民目線でのものの考え方を優先するそんな議員が多く輩出されることを願うばかりであります。