WEEKLY INSIDE STORY
第760号 知事に期待するところは
谷本石川県知事、引退を表明
2021年11月20日
この17日、7期28年、石川県政を担ってきた、谷本知事が次期知事選に立候補しないと表明されました。
兵庫県ご出身で、自治官僚から本県副知事に請われて2年目、前中西知事の急逝を受けて、その後を引き継がれたわけですが、あっという間に7回の洗礼を受けてこられたわけです。
全国では、多選の問題や、年齢の問題を指摘される方もおいでたわけですが、この間本県を日本海側のトップ県に引き上げるべく様々な課題に取り組んでこられたのは事実であります。
特に、陸(北陸新幹線)海(金沢港クルーズ拠点化)空(能登空港の新設)の整備、更には過疎化の激しい能登の世界農業遺産認定と、インフラ整備や、地域の魅力向上に尽力されてきたことが、今日、本県への誘客に多大の効果をもたらしています。
私は縁あって、谷本知事と同時期に金沢市議会から県議会に転出、今となっては唯一谷本知事の同期の桜といえる関係を保ってきました。
毎日兼六園を散歩しながら健康にご留意されてきましたから、今一度という想いが強かったわけですが、ご本人が決断された以上、お疲れさまでしたとしかいいようがありません。
今後、新たな知事が選出されるわけですが、本県の顔ともいえますので、県政運営への安定感、公平性、更には広い視野を持った方になっていただければと念願しております。
私も、県民目線でそんな視点をもちながら、関わってゆきたいと思っております。