WEEKLY INSIDE STORY
第765号 第5類へのステップは
オミクロン株の流行
2022年01月10日
昨年11月の第759号で、新型コロナウイルス収束への期待を述べましたが、その後、新たな変異株であるオミクロン株が我が国でも一気に広がり、まん延防止等重点措置が沖縄県などに出されるなどいたしました。
今年も新年早々、コロナの収束の先行きが不透明となっております。
100年前のスペイン風邪が2年余りで収束した先例も、もはや参考にできなくなっております。
ただ、今回のオミクロン株の感染力の強さは、デルタ株の比ではないといわれておりますが、一方で重症化率が低く、従来のインフルエンザに近いのではないかとの見解がなされています。
発症も早いけれども、回復も早いようでありますが、若者中心の感染でありますから、高齢者や基礎疾患を抱える方ではどうなのか、感染者の多い沖縄県等での現状から、今後を推移してゆかなくてはならないでしょう。
ともあれ、2年間も新型コロナに振り回され、もうそろそろ収束、もしくは感染症第5類への格下げに至ってもいいのではと多くの方が思っているのではないでしょうか。
マスク着用も慣れてきておりますが、ゲノム解析など医学の進歩により、もうしばらくの辛抱ですとの答えが来る日が待ち遠しいものです。