WEEKLY INSIDE STORY
第772号 宮城・福島地震に想う
能登半島沖地震も
2022年03月20日
この16日、福島県沖でM7.3と推定される地震が発生し、死者も出ました。
被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。
さて、東日本大震災から11年、風化が激しいといっていた矢先に、阪神・淡路大震災や熊本地震よりも規模の大きい地震が、同じ地域で発生するとは、改めて地震災害の予知の難しさと、いつ起こるかわからない現実を、我々に見せつけています。
本県でも、能登半島沖地震から、早15年経ちましたが、小さな地震が最近頻発しております。いざという時の対策を個々人が忘れないようにしなければならないでしょう。
一方、このことから南海トラフ地震が、現実味を帯びてきてはいないでしょうか。
その時には、国の中枢機能は大丈夫なのか、本県としてはどういう対応を取るべきなのかなど、本県での地震対策と同時に、このことも仮定とはいえ考えておかなくてはならないのではと思います。
南海トラフ地震が発生した時には、極めて広範囲になることも予想され、本県では震度4ぐらいで収まりそうですので、実害はないものと思われます。
従って、どういう応援体制を組めるのかが、議論の対象です。
困ったときはお互い様という言葉がありますが、他県と連携してこういう議論をしておくことも、行政の役割の一つではないでしょうか。